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Life + Chemistry (北里大学・野島 高彦)

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録

大学基礎演習(14)第1回目からのまとめ+提出物返却

リケスタ2016

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調査レポートあれこれ

提出されたレポートの内容をさらに良いものにするためのポイントを8点選んで紹介しました.

  1. 段落のサイズは食べ物と同じ: 一口サイズだと食べやすい
  2. 本文中で体言止めをしない
  3. 会話調で記載しない
  4. 略号や専門用語は最初に説明する
  5. あいまいな表現をしない
  6. 本文,図,表のどれかに分類する:所属不明な文章を組み込まない
  7. 論理の流れを へし折らない:「ちなみに〜」,「話は変わるが」など
  8. お手紙とレポートとは違う: 質問したりお願いしたりっていうのをレポートで やらない

なお,手書き:プリントアウト=4:20でした.

第1回目からの振り返り

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「調べる」,「計画を立てる」,「記録を残す」.「レポートを書く」,「伝える」,「決める」.「説明する」といったスキルを身につけることがこの演習の目標でした.毎回の演習の内容は,これらのいずれかに対応したものになっていました.この演習を通じて学んだことが,残りの大学生活に,そして卒業後の人生に役立つものであることを願います.

調査レポートと30秒トーク原稿の返却

前回の演習で提出された調査レポートには1週間のうちに添削を行い,今回の演習で返却しました.30秒トークの原稿には,トーク内容をさらに魅力的にするためのアドバイスとか別案とかを記入して返却しました.

提出物の返却

第1回目からの提出物をすべて返却しました.
第1回目には2人一組になって相手を取材し,他者紹介をしました.そのときの取材メモもコピーして返却しました.ペアになった相手について自分が取材したメモと,そのときに相手が自分について取材したメモとの両方がセットになって帰ってくるわけです.

感想やコメントを求む!

これから先,何かの拍子に「お! コレには1年生の #リケスタ で学んだ内容が応用できるじゃないか!」という場面に出会ったときにはSNSとかメールとかで知らせてください(電話はイヤ).

演習に取り入れます.

そうやって少しずつ演習の内容を良くして行くことが,大学を良くして行くことにつながるし,それは世の中を良くして行くことにもつながります.

未来の世の中を良いものにして行くためにご協力ください☆

医療工学科の化学講義(14)反応速度と化学平衡

医療工2016

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キーワード

可逆反応,活性化エネルギー,逆反応,酵素,触媒,化学平衡の法則,正反応,遷移状態,反応速度,反応速度式,反応速度定数,不可逆反応,平衡状態,平衡定数,ルシャトリエの原理

講義内容要約

  • 活性化エネルギーが与えられないと化学反応が起きない.
  • 反応の速さには,反応物の濃度,反応温度,触媒の存在,反応物が固体ならその表面積,が影響する.
  • 反応の速さは反応速度式で記述される.
  • 触媒は反応の進むルートを定める.同じ反応物でも触媒が異なればルートが変わり,異なる生成物が得られる場合もある.
  • 逆向きにも進む化学反応が可逆反応.
  • 両方向の反応速度が等しくなった状態が平衡状態.
  • 平衡状態における反応物と生成物の濃度の間には化学平衡の法則が成り立つ.
  • 平衡定数の大きさから反応の進みやすさを見積もることができる.
  • ルシャトリエの原理:平衡状態にある化学反応系は,外部からの攪乱に抵抗して新しい平衡状態を築く.

該当する教科書のページ

第11章,123ページから136ページ

はじめて学ぶ化学

はじめて学ぶ化学

説明に使った動画

窒素酸化物の平衡系にみられるルシャトリエの原理:温度変化

窒素酸化物の平衡系にみられるルシャトリエの原理:圧力変化

確認テスト

出席者数推移

(1)91→(2)90→(3)86→(4)85→(5)83→(6)83→(7)84→(8)78→(9)77→(10)74→
(11)80→(12)71→(13)83→(14)78

次回予告と予習内容

「水と溶液」を学びます.教科書12章(137ページから148ページ)を予習しておくこと.

看護学科の化学講義(14)反応速度と化学平衡

看護2016

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キーワード

可逆反応,活性化エネルギー,逆反応,酵素,触媒,化学平衡の法則,正反応,遷移状態,反応速度,反応速度式,反応速度定数,不可逆反応,平衡状態,平衡定数,ルシャトリエの原理

講義内容要約

  • 活性化エネルギーが与えられないと化学反応が起きない.
  • 反応の速さには,反応物の濃度,反応温度,触媒の存在,反応物が固体ならその表面積,が影響する.
  • 反応の速さは反応速度式で記述される.
  • 触媒は反応の進むルートを定める.同じ反応物でも触媒が異なればルートが変わり,異なる生成物が得られる場合もある.
  • 逆向きにも進む化学反応が可逆反応.
  • 両方向の反応速度が等しくなった状態が平衡状態.
  • 平衡状態における反応物と生成物の濃度の間には化学平衡の法則が成り立つ.
  • 平衡定数の大きさから反応の進みやすさを見積もることができる.
  • ルシャトリエの原理:平衡状態にある化学反応系は,外部からの攪乱に抵抗して新しい平衡状態を築く.

該当する教科書のページ

第11章,123ページから136ページ

はじめて学ぶ化学

はじめて学ぶ化学

説明に使った動画

窒素酸化物の平衡系にみられるルシャトリエの原理:温度変化

窒素酸化物の平衡系にみられるルシャトリエの原理:圧力変化

確認テスト

出席者数推移

(1)64→(2)66→(3)64→(4)65→(5)64→(6)62→(7)61→(8)60→(9)60→(10)63
→(11)62→(12)59→(13)58→(14)60

次回予告と予習内容

「水と溶液」を学びます.教科書12章(137ページから148ページ)を予習しておくこと.

大学基礎演習(13)30秒トーク+調査レポート提出

リケスタ2016

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[演習]30秒トーク

自分で選んだテーマについて調査レポートを書いて来ることが本日までの課題でした.

そのレポートでテーマとなっている物事について,30秒間の持ち時間で自由に話すのが今回の演習でした.

最終的に決まった以下の30テーマのうち,本日欠席だった2名のぶんを除いた22件について30秒トークと講評を行いました.

  • Google乗り換え検索
  • iPhone
  • iTunesについて
  • YAMAHAのトランペットの種類について
  • 腕時計について
  • 絵本
  • 核開発の歴史と将来
  • カーテンの歴史と発展について
  • 携帯カメラの進化
  • 消せるボールペンの歴史と問題点について
  • サッカーボールについて
  • 視力回復技術について
  • 人工知能の歴史
  • 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズについて
  • タブレット端末のスポーツへの利用
  • チョコレートの効果について
  • 日本における電子書籍
  • 日本における廃棄物分別とその行政の態度と今後
  • 通信機器の発達
  • 花火の歴史について
  • 牧場物語
  • ママチャリ
  • メガネについて
  • 目覚まし時計

欠席した2名の30秒トークは来週行います.

[解説]論理的にものごとを考える(3)

以下の2件について例を取り上げて解説しました.

  • 事実と意見を分けて考える
  • 議論と討論と口論の違い

参考書は以下の2冊です.

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

議論のルールブック (新潮新書)

議論のルールブック (新潮新書)

次回の予定

今回提出されたレポートにはすべてコメントを赤ペンで記入して返却します.
第1回目から学んできた内容を振り返り,これから先の大学生活,そして人生にどのように役立てていくのか,確認します.

医療工学科の化学講義(13)化学反応と熱エネルギー

医療工2016

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キーワード

吸熱反応,生成熱,中和熱,熱化学方程式,燃焼熱,燃焼反応,発熱反応,反応エンタルピー変化,反応熱,ヘスの法則(総熱量保存則),溶解熱

講義内容の要約

  • 前期試験についての説明と模擬問題配布→コレ
  • 物質はそれぞれエネルギーを持っていて反応するときにそのエネルギーが熱として出たり入ったりする.
  • 反応にともなって熱が出る反応が発熱反応で,熱を吸い込む反応が吸熱反応.
  • 熱にもいろいろある:燃焼熱,生成熱,溶解熱,中和熱,状態変化に伴う熱.
  • 熱化学反応の書きあらわし方2種類:化学反応式に反応エンタルピー変化ΔrHを併記する方法と,日本の高校化学ローカルな熱化学方程式.
  • ヘスの法則:エネルギー保存則の熱化学反応バージョン.測定不能な反応熱を,測定可能な反応熱の組み合わせから求められる.
  • カロリーと脂肪生産:食べて摂りいれたエネルギーは何かの仕事に使わなければならないが,体温維持や運動で処理できないと,脂肪生産という仕事にエネルギーが向かうので太る.

該当する教科書のページ

第10章,「化学反応と熱エネルギー」,111ページから122ページ.

はじめて学ぶ化学

はじめて学ぶ化学

トピック

  • 毎日500 mLのコーラを飲み続けると,体重はどうなるのか?

質問

ごはんを食べてもおなかいっぱいにならないのが悩みなんですがどうすればいいですか.

医師もしくは栄養士にご相談ください.

効率的に太る方法は何ですか?

カロリーの高い食べ物を食べて,運動しない

過去問がウェブ上にあるっていううわさは本当ですか?

うわさではなくダウンロードできると初回から言ってます→配布物・関連リンク

反応エンタルピー変化と反応熱は同じものですか?

同じです.

ΔHの値って覚えたほうがいいんですか?

覚えなくて結構.

出席者数推移

(1)91→(2)90→(3)86→(4)85→(5)83→(6)83→(7)84→(8)78→(9)77→(10)74
→(11)80→(12)71→(13)83

次回予告と予習内容

「化学反応と化学平衡」を学びます.教科書の123ページから136ページを読み,例題を解いておくこと.

看護学科の化学講義(13)化学反応と熱エネルギー

f:id:takahikonojima:20150705002334j:plain*1

キーワード

吸熱反応,生成熱,中和熱,熱化学方程式,燃焼熱,燃焼反応,発熱反応,反応エンタルピー変化,反応熱,ヘスの法則(総熱量保存則),溶解熱

講義内容の要約

  • 前期試験についての説明と模擬問題配布→コレ
  • 物質はそれぞれエネルギーを持っていて反応するときにそのエネルギーが熱として出たり入ったりする.
  • 反応にともなって熱が出る反応が発熱反応で,熱を吸い込む反応が吸熱反応.
  • 熱にもいろいろある:燃焼熱,生成熱,溶解熱,中和熱,状態変化に伴う熱.
  • 熱化学反応の書きあらわし方2種類:化学反応式に反応エンタルピー変化ΔrHを併記する方法と,日本の高校化学ローカルな熱化学方程式.
  • ヘスの法則:エネルギー保存則の熱化学反応バージョン.測定不能な反応熱を,測定可能な反応熱の組み合わせから求められる.
  • カロリーと脂肪生産:食べて摂りいれたエネルギーは何かの仕事に使わなければならないが,体温維持や運動で処理できないと,脂肪生産という仕事にエネルギーが向かうので太る.

該当する教科書のページ

第10章,「化学反応と熱エネルギー」,111ページから122ページ.

はじめて学ぶ化学

はじめて学ぶ化学

トピック

  • 毎日500 mLのコーラを飲み続けると,体重はどうなるのか?

質問

  • 水素水は効かないって言うけど(発泡)入浴剤は本当に効果があるの?

日本浴用剤工業会 によれば『全身の新陳代謝が促進され、疲れや痛み等が緩和』するとのことです.『湯に溶けた炭酸ガスは皮膚から吸収され、容易に皮下内に入り、直接血管の筋肉へ働きかけ血管を拡げます。』

出席者数推移

(1)64→(2)66→(3)64→(4)65→(5)64→(6)62→(7)61→(8)60→(9)60→(10)63
→(11)62→(12)59→(13)58

次回予告と予習内容

「化学反応と化学平衡」を学びます.教科書の123ページから136ページを読み,例題を解いておくこと.

大学基礎演習(12)主観的に結論を下す+調査レポートのテーマ決定

リケスタ2016

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[演習]もう一度考え直す

先週はいきなり与えられた課題に対して,とりあえず手持ちの情報と価値観で25分間の持ち時間で「仮決断」を下す,という演習を行いました.

課題は「駅構内列車案内電光掲示板の外国語表示を決める権限が与えられた場合,『あなただったらどうするか』」でした.

その後,6班それぞれの結論とその根拠との発表があり,それらも参考にしつつ,各自アレコレと調べてみたうえで,今回の演習で「最終決定」を下す,という演習にしました.

今回は25分間のグループワークで最終的な結論を下しました.その結果,先週の結論そのままの班もあれば,若干の修正を加えた班もあり,大幅な変更を決めた班もありました.

ものごとを「決める」方法は様々ですが,「いったん決める+一定期間後に見直す」というのは,望ましい結論に至るための一つの方法です.

[演習]調査レポートのテーマ発表

身の周りの技術/製品/サービス/その他の中から自由にテーマを決め,A4サイズで5枚程度のレポートにまとめることが調査レポート課題です.テーマは今回の演習までに決めてくることになっていました.今年度のテーマは以下のとおりです.

  • Google乗り換え検索
  • iPhone
  • iTunesについて
  • YAMAHAのトランペットの種類について
  • 腕時計について
  • 絵本
  • 核開発の歴史と将来
  • カーテンの歴史と発展について
  • 携帯カメラの進化
  • 消せるボールペンの歴史と問題点について
  • サッカーボールについて
  • 視力回復技術について
  • 人工知能の歴史
  • 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズについて
  • タブレット端末のスポーツへの利用
  • チョコレートの効果について
  • 日本における電子書籍
  • 日本における廃棄物分別とその行政の態度と今後
  • 通信機器の発達
  • 花火の歴史について
  • 牧場物語
  • ママチャリ
  • メガネについて
  • 目覚まし時計

テーマの中には果たしてまとめきれるのか不明なものもありますが,変更せずこのままレポート執筆と発表準備に進んでもらうことにしました.

次回はレポート提出とともに,レポートで取り上げた調査対象に対しての「30秒間トーク」もあります.30秒間という持ち時間で24名それぞれがどのようなトークをするのか,とても楽しみです.