Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・一般教育部・野島 高彦)

大学基礎演習(12)主観的に結論を下す+調査レポートのテーマ決定

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[演習]もう一度考え直す

先週はいきなり与えられた課題に対して,とりあえず手持ちの情報と価値観で25分間の持ち時間で「仮決断」を下す,という演習を行いました.

課題は「駅構内列車案内電光掲示板の外国語表示を決める権限が与えられた場合,『あなただったらどうするか』」でした.

その後,6班それぞれの結論とその根拠との発表があり,それらも参考にしつつ,各自アレコレと調べてみたうえで,今回の演習で「最終決定」を下す,という演習にしました.

今回は25分間のグループワークで最終的な結論を下しました.その結果,先週の結論そのままの班もあれば,若干の修正を加えた班もあり,大幅な変更を決めた班もありました.

ものごとを「決める」方法は様々ですが,「いったん決める+一定期間後に見直す」というのは,望ましい結論に至るための一つの方法です.

[演習]調査レポートのテーマ発表

身の周りの技術/製品/サービス/その他の中から自由にテーマを決め,A4サイズで5枚程度のレポートにまとめることが調査レポート課題です.テーマは今回の演習までに決めてくることになっていました.今年度のテーマは以下のとおりです.

  • Google乗り換え検索
  • iPhone
  • iTunesについて
  • YAMAHAのトランペットの種類について
  • 腕時計について
  • 絵本
  • 核開発の歴史と将来
  • カーテンの歴史と発展について
  • 携帯カメラの進化
  • 消せるボールペンの歴史と問題点について
  • サッカーボールについて
  • 視力回復技術について
  • 人工知能の歴史
  • 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズについて
  • タブレット端末のスポーツへの利用
  • チョコレートの効果について
  • 日本における電子書籍
  • 日本における廃棄物分別とその行政の態度と今後
  • 通信機器の発達
  • 花火の歴史について
  • 牧場物語
  • ママチャリ
  • メガネについて
  • 目覚まし時計

テーマの中には果たしてまとめきれるのか不明なものもありますが,変更せずこのままレポート執筆と発表準備に進んでもらうことにしました.

次回はレポート提出とともに,レポートで取り上げた調査対象に対しての「30秒間トーク」もあります.30秒間という持ち時間で24名それぞれがどのようなトークをするのか,とても楽しみです.