Life + Chemistry

化学の講義録+大学を楽しく面白い学びの場に変える試みの記録 (北里大学・一般教育部・野島 高彦)

2016年度前期授業期間の最初の1日はこんな1日でした

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本日から2016年度前期の授業期間が始まりました(1年生).タイムラインは早朝から1年生からの声で溢れ返ってました.

1限から始まる人もいれば午後からっていう人もいるし,高校までとの仕組みの違いっていうのは,大学入学時期にしか実感できないものごとの一つかもしれません.私もそんなの忘れてましたよ.

SNSってそういうのを思い出させてくれるからステキ☆

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2限,看護学部の化学の第1回目

金曜2限は看護学部の選択科目「化学」なんですが,この時間,裏番組で体育をやっていて,その体育も選択科目な上に履修時間帯を抽選で決める仕組みになっているし,他にもイロイロな要素が混ざっていて,毎年,初回「化学」の出席者数がまったく読めません.

↑先輩が例年みんなこういうことを言ってるわけですが,その程度ではモル濃度とか死ぬっていう層の意識は変わらないし,仮に先輩100人中の100人から「看護の化学ラクタン優☆」って教わっても,やっぱりモル濃度とか死ぬって思って脊髄反射的に化学をパスする層の厚みがそれなりにあるし,高校時代に何があったのかっていう

来週もこんなもんでしょう.

初回出席者数が読めないと困るのは,配布物を印刷するために印刷機を回すとき,何枚印刷したら良いのかわかんなくてアレだし,一定人数を超えると教室変更が必要になって面倒だからです.

体育の抽選問題が無かった最終年度の2011年度に化学選択94名っていう時期があったので,ソレを大幅に超えることはないだろうって判断して100枚印刷して初回に持って行って,余りはメモ用紙とか計算用紙とかに使ってます.

今日の配布物.看護学部の化学のガイダンス資料↓

「2回目から出席でもいいですかー」な問い合わせがきたので「1NのLINEにコレ書いといて」ってお願いしときました.LINEグループ便利.

このあと相互フォロー関係が増えました.
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いま1年生の389人と相互フォローになっていて,だいたい北里大学の1年生の4人に1人の割合でTwitterを介してつながっている計算になります.

そして何事もオープンにするライフスタイルな私はアレもコレもOK,っていう方針で講義を進めています.

午後は医学部の化学実験

午後は医学部の化学実験がありました.

↑実験前の説明でコレ言いました.大学生になって授業期間が始まった初日だったためか,それとも2016年度入学のカラーなのか,注意事項をよく守って実験操作に集中している集団で好印象.来週以降もその調子でやってくれー↑器具片手にハイヒールで実験室内をちょこちょこ走る人がいたので,数年前に同じようなことをしていて躓いて顔面から実験台にダイブした人がいたけど奇跡的にケガにも事故にも至らなかった,っていう話をしました.

医学部は2限に必修化学講義(担当者は私ではない)があるので,ソコでイロイロ注意事項が伝えられてる模様なのですが,実験当日にアレコレ言われてもわかんないわけで,「化学実験について注意事項を説明する時間」っていうのを新入生ガイダンス期間内に組み込んでくれないとムリなわけで,エラい人どうにかしてっていうのと,2016年なんだしガイダンスをオンラインシステム化できないんだろうかっていうのと

今年度も留年生チーム,サクっと実験を片付けて最初に帰って行きました.

今のあなたのまわりに,昨日までのあなたを知る人は(ほとんど)いない

2限の看護学部「化学」で,大学生活スタートの時期は自分自身を変えてみる最高のチャンスだっていう話をしました.

こんな調子で2016年度授業期間の第1日目は過ぎて行きました.

夕方から夜にかけて再びタイムラインには授業期間初日を終えた1年生の声が流れ続けていました.

2016年度北里大学入学のみなさまの大学生活がステキなものになりますように☆

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