昨晩から降り続いていた激しい雨が10時頃に止み,青空が広がりました.
看護学部の化学の最終回は未来を考える回
2限は看護学部の化学講義最終回で,テーマは「2025年の化学〜あなたが医療従事者として活躍している時代の化学〜」でした.
高校までもそうだし,大学に入ってからもそうなんだけど,「授業時間に学ぶこと」っていうのは「むかしばなし」ばかりです.
むかしの人々が考え,調べ,創りあげてきたものごとが教科書に書かれていて,それを理解して行く作業がメインになるからです.
それだけではつまらないので,私の化学の講義では,教科書にはまだ書かれていない「今」の化学と,今の人類が目指している「未来」の化学も扱っていて,最終回では「10年後に世の中がどんなふうに変わっていて,それが『あなたの』人生をどのようなものにするか」をテーマにしています.
前回の講義でDNAやペプチドの化学合成,DNA増幅,遺伝情報解読といった技術を紹介したし,その前の講義ではプラスチックの開発を紹介したので,今回は,そういった技術を組みあわせて人類はこの先の10年間でどんなものごとを成し遂げるだろうか,というあたりを考える回にしました.
その答えは教科書には書かれていないし,いまの世界の誰も知らないけれども,「10年後のあなた」は知っているのです.
タイムラインにL1-51教室内から撮影された青空の写真が並んでおりますが,2限の化学の,
— 野島高彦 Takahiko NOJIMA (@TakahikoNojima) 2015, 12月 11
私の化学はイロイロな意味でユルい科目なんだけど,その理由の一つは「来る者拒まず去る者追わず」になってる点で,このところ出席率は50 %程度.
その一方で履修登録はしていないけれども聴きに来るっていう学生もいて,そのあたり,University らしいって私は考えてます.
「口に入れる薬剤が石油から作られるということを知って驚き,興味深かった」というコメントをしてくれたのは,後期から聴きに来るようになった学生.
そういうことに驚く心っていうのを私もいつかは持っていたはずなんですが,いつの間にか当たり前になってしまっていて,それを思い出す機会になってるので,化学の講義を担当するのは私の人生にとって重要です.
私の講義はモグリOKです.今後もね.
午後は化学実験の補充実験の2回目
化学実験は全6回に出席して,合格ラインに達してる提出物をすべて提出することが単位修得の必要条件になっています.ときどき必要条件と十分条件の区別ができてないヒトがいるけど,
やむを得ぬ事情で欠席した学生に対しては別日程で「補充実験」が組まれていて,今年度後期は昨日と今日がソレです*1.
コレやりながら器具を片付けたり,来年度に備えて消耗品を補充したりっていう作業も進めて行きます.
化学実験は進級後や卒業後の「1年生のときの思い出」ネタにも出て来るようで,具体的には「元素分析で窒素検出が成功したか失敗したか?」とか,「陽イオン系統分析で未知試料をぜんぶ当てたか?」とか,「中和滴定が何時に終わったか?」あたり.
イロイロな学部学科専攻が同じテーマをやってるので,共通の話題になります.※薬学部と理学部を除く.
化学実験の補充実験の担当班の実験がおわったところ.次の化学実験業務は2016年4月です.
— 野島高彦 Takahiko NOJIMA (@TakahikoNojima) 2015, 12月 11
卒業生が来た
2017年春の卒業予定者を対象とする「企業研究会」が昨日から体育館で開催されていて,イロイロな企業の説明会が行われていました.
医療系機器を扱う会社に勤めている卒業生が説明のためにやって来るということを知ったので,数年ぶりに会いました.最後に会ったのは修論の発表が終わった直後だったはず.
北里大学に赴任して初めてTwitter相互フォローになった学生(いまは働いてる・本日開催の企業研究会に来ていた)に会って,医療機器に関係する話を聞かせてもらって,これがとても面白かったし勉強になったし,今日は良い一日だった.
— 野島高彦 Takahiko NOJIMA (@TakahikoNojima) 2015, 12月 11
私は2009年春から北里大学で働いているのですが,最初にTwitterで相互フォローになったのが,当時理学部化学科3年だったこの人で,先にTwitterで知り合いになって,それから実際に会う,っていう順番の人間関係もこの人が最初でした.
取り扱っている医療機器で使う,プラスチック製消耗品のサンプルをイロイロと見せてくれて,細かいところにみられるしくみと仕掛けが興味深く,こういうのが創意工夫というものなんだって実感したのと,もしかしたら自分自身もいつかは病院でお世話になるかもしれない医療機器には,こういうものが使われているのだろうっていうのと.
クリスマスプレゼントまで頂いてしまいました.
忘年会
夕方から大学病院のレストランで一般教育部の忘年会.
教員だけじゃなくて事務の人々も参加.
私のタイムライン上でちょくちょくホットになる話題のひとつは「相模大野からのスクールバスの運行時刻設定」で,コレについて担当してる人にイロイロきいてみました.
きいた内容はTwitterで公開してOKとのことなので,ココでも紹介しときます.
忘年会で教学センターの人々とイロイロ話したんだけど,スクールバスを20時以降も走らせて欲しいリクエストについては,20時過ぎると国土交通省のキマリで「深夜バス」扱いとなる時間帯になり許可が降りないとのことです.他大学でもスクールバスを20時以降は走らせていないそうです.
— 野島高彦 Takahiko NOJIMA (@TakahikoNojima) 2015, 12月 11
イロイロな時間割のイロイロな学生がスクールバスを利用するわけで,「俺様がスクールバス乗り場に行ったときにスクールバスが待っていないのは許せぬ!」系の声もあれば,「文句言ってないで早くバス乗り場に行けば余裕で座って登校できるのにー」系の声もあり,満員でもガラガラでも運行費用は同じっていう事実もあり,ぜんぶを満たす条件ってのは無いんだろうなー
あと,こういうものごとについてランダムアクセスしてくる学生に毎度毎度毎度対応する係になってる教学センターのSさんからの伝言↓
【教学センターSさんファンのツイ廃男子各位】Sさんからの伝言
(1)『私がTwitterネタになってることは知ってます』
(2)『私をTwitterネタにするんだったら断りを入れなさい!出演料を取るわよ!』
(3)『叱って欲しければ叱って欲しいと言いなさい!叱ってあげるから!』
— 野島高彦 Takahiko NOJIMA (@TakahikoNojima) 2015, 12月 11
Sさんにお願いすれば叱ってもらえるっていう情報に対して叱って欲しいってツイートする男子の多さに絶句なのと,この大学にはそんなにマゾヒスティックな男子が多かったのかっていう驚きと,そもそもSさんはサディスティックな女性なのかっていう疑問と,
— 野島高彦 Takahiko NOJIMA (@TakahikoNojima) 2015, 12月 11
月曜日になったら事務室の前にSさんに叱ってもらいたい男子の行列ができるんじゃないか? そして,なんでそうなったのかっていうことになって,また私が怒られるのか.
— 野島高彦 Takahiko NOJIMA (@TakahikoNojima) 2015, 12月 11
学内BBQ場の使い方がこのところヒドく*2,私が学内BBQ場を予約しに行くと,担当の事務の人からなぜか私が怒られるっていう展開が繰り返されてるんですが,私は「使う前よりキレイにして返せゴルア!」って指導してるんですが,私は子供の頃からしょっちゅう怒られる人生を送ってきたので怒られ慣れしてるので構わないのですが,しかし子供の頃の私は大人になって大学の准教授になった自分が大学生といっしょに事務室で説教される未来が待ってるとは思ってなかったよー
2016年度入学予定者のつながり
ハッシュタグ #春から北里 ってのを考えて使い始めたら,Twitterでつながりはじめた来春入学予定者の間でコレが広がりはじめてます.
(1)入学前にSNSでつながっちゃった層と,(2)そうではない層,との分断,っていうのが問題になることもあるのですが,この問題を完全に解決することは不可能っていうのが私の考えで,ではどうするのか? っていう問いに対しては,「(1)を増やせば(2)が減るから積極的に(1)を増やそう」です.
北里つながろうプロジェクト #北里つながろう はコレを進めるパワフルなエンジンになっていて,今回からは #春から北里 との組み合わせがどれくらい効果を示すのか興味しんしんしんしん
つながりを広げろ広げろ広げろ広げろ!
私は自分の学生時代に存在しなかったものごとに強い興味をもっていて,#北里つながろう @ku_tsunagaro もそうだし,在学生による大学PRチーム #キャンナビ @KitasatoNavi もそうだし,
takahikonojima.hatenablog.jp
最近では winK♡ @winK_kitasato がやってるUniversity Idol 活動 #unidol も面白いって感じていて,
takahikonojima.hatenablog.jp
そういうものごとで溢れているUniversityはステキだと思って,イロイロやってます.
そのかわり,常識とか教養とか教育とかについてはアレなんで,まわりの人々にはコレを言ってます↓
一般常識だとか一般教養だとかには全く関心が無いし,そもそもそういうものを持ち合わせていないので,そういうのを教わりに行く最初の人物として私を選ぶのは誤りである,っていうのが本日の私の自己紹介.みんなが言ってるのと違うネタが欲しい,っていうときに私をご利用ください. #キャンナビ
— 野島高彦 Takahiko NOJIMA (@TakahikoNojima) 2015, 5月 14
いつも未来について考えていたいよね☆